838: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2012/02/18(土) 14:34:27.44 ID:IFdmce0IO
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「上条さんはなぜ病院にいかれなかったんですの?」
パソコンのディスプレイの光と防犯用のオレンジ色の電灯だけが光る薄暗い室内で、三人はお茶を飲んでいた。
垣根は初春からデータを受け取ると三人とも病院へと運ぼうとしたが、それを三人は辞退し、ここに残ることを選んだ。
「そんなの、そのほうがいいと思ったからだよ」
「それは、なぜ?」
「なぜって……多分出来ない事より、出来る事を選んだんだと思う。
俺に一方通行は救えない。出来るなら俺は全ての人を俺の手で救いたいけど……多分救えたとしてもその過程で俺も一方通行もいらない傷を負うと思ったんだ」
上条は、お茶を一口飲むと湯のみを机の上に起きながら、話を続けた。
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