885: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2012/04/08(日) 00:45:19.47 ID:LJhw5GtIO
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ミサカ00112号が去ったあと、垣根は病室に戻り、御坂もそれについていった。
相変わらず芳川はぼんやりと窓の外を眺めている。
頷いたり、悲しそうに微笑んだりはするが、会話をしようとはしない。
―― 何か、心に……か。
「芳川さん、00021号も逝ったわ。命をくれてありがとう。だって」
芳川は、黙って頷く。
―― 一方通行、お前がいないと俺もこいつもミサカちゃんも、ダメなんだよ。
どこにこそこそ逃げてやがるんだよ……。
冷たい風を遮るように、垣根は窓を閉め、鍵をかけた。
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