90:訂正 ◆hZ/DqVYZ7nkr[sage]
2011/12/02(金) 01:42:58.94 ID:yiEeaZqso
同じレベル5として、御坂美琴の行動は素直に尊敬できるものであった。
能力を磨き上げ、230万人の頂点に立つ者からこそはっきりと実感できる実力差。
御坂はそれを恐れずに立ち向かってきた。
そして、無謀だと思ったらプライドも何もかも捨て、みっともなく勝つ可能性を模索するために逃げた。
御坂美琴という女の子は若干十三歳にして、それ程までに人の命というものの重さを理解している子だった。
「それは……嬉しいですね、素直に。とミサカはまだ見ぬお姉さまを尊敬します」
ミサカは小さく笑う。
それを見て二人も自然と微笑む。
「さて、ほんわかしたところで話を戻そう。上条当麻はなんなんだ?」
「はい、上条当麻は無能力者です。とミサカは驚きの真実を発表します」
コーヒーを飲む一方通行の手がとまる。
「はァ?ンなわけあるか、あいつは右手一本で俺と垣根の喧嘩を怪我一つせずに止めたンだぞ?」
「一方通行に同意だ。無能力者をバカにするつもりはねぇが、あれが無能力者だなんてことは信じられねぇ」
「そうですね、ミサカも同意です。彼の右手には『異能の力ならばなんでも消せる』という特殊能力が備わっているのですから、とミサカはそれが便利なのか不便なのかよくわからないなと感想をこぼします」
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