925: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2012/04/20(金) 22:17:50.66 ID:o8cvdhgIO
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「私、もう一方通行探すのはやめるわ。
それはアンタ達に任せる事にした」
一方通行が消えて三ヶ月が経ったある日の事、久しぶりに御坂、上条、垣根は集まっていた。
場所は夏休みに何度か立ち寄った喫茶店だ。
「そうか……まぁ、お前は学校も大切だしな」
「違うわよ、一方通行を見つける事のできるのは私じゃなくて垣根さん、妹、そしてあんただけだって昨日悟ったの」
どこか吹っ切れたというか、スッキリしたような妙に清々しい顔で御坂は上条に答える。
「……美琴ちゃんは何か自分なりの答えを見つけたのか……羨ましいぜ」
最後の一言は恐らく二人には届いていないだろう。
垣根は寂しそうに 俯き、ブラックコーヒーを見つめた。
「……んじゃ、私はもう行くわね」
「え?今きたばっかじゃねぇかよ」
「ほんっとにあんたは……そういう事言われると、なかなか諦めってもんがつかないじゃない。
女の子はね、というか恋してる人はその人の些細な言葉で色々勘違いしちゃったりするもんよ?」
御坂は諦めがつかないと言う割にカラッと明るくそんな事を言って笑っていた。
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