940: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2012/04/23(月) 08:08:19.73 ID:1dyaKj92o
〜〜〜
「うーいーはーるー? 」
「なんですか?」
「いや、なんか最近急に元気になったからさ。
一方通行さんまだ見つかってないんでしょ?」
「……あぁ、あのモヤシを探すのはやめました」
とてもいい笑顔をしながら初春は言った。
「初春どうしちゃったの? それこそ、失踪した恋人探すみたいに必死だったのに急にケロっとしちゃってさ」
「この私が約半年かけて見つけられないなら、私に一方通……モヤシさんは見つけられないって事ですよ。
だったら、無駄なことしないで私は私に出来る事をやろうと思ったんです」
「初春に出来る事? 」
「はい! 御坂さんの関わってる研究にいま協力してるんです。
今日も一旦家帰ったらすぐに行くことになってるんですよ」
「最近帰りが遅かったのは風紀委員じゃなかったのか」
「すみません。つい言うの忘れちゃって」
気まずそうに笑う。
「いいけどさ……じゃあ落ち着くまで家事は私が全部やるよ」
「……本当は、そういうと思ったから言わなかったんです。
今は私が居候させて貰ってる立場なんですからそんな事できませんよ」
「何遠慮してるのさ! 私達は親友、ベストフレンドでしょ?
それに私も初春と同じ、私の出来ることをやるだけだよ。
私には、初春みたいに御坂さんの手伝いをすることはできない。
だけど、御坂さんの手伝いをする初春を助ける事くらいなら出来る」
「佐天さん……」
「さ、初春。行きなよ。どうせ家一回帰るのも、少し家のことやってから行こうって思ったからでしょ?
そんなの佐天さんに任せない!
美味しいご飯を作って私は初春の帰りを待ってるからさ」
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