過去ログ - 一方通行「青紫色の携帯電話」
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943: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2012/04/23(月) 08:09:44.74 ID:1dyaKj92o

「何もわからないからね。なんて声をかけていいかもわからないんだもん」

「賢明な判断だ。
誰かが涙を流しているのを見て何か言ってやれるのは、その人の涙の理由を知ってる奴と無責任な奴だけだからな」

もう一杯、一気に飲み干す。

「ていとく、お酒はもう駄目! 身体壊すかも」

「いいよ、別に。
何もできない俺なんていない方が良いんだからさ。
今でもまた四人で暮らせると思ってるし四人の事を考えると勇気が湧いてくる。
でも、俺は実際は何もできないんだから」

「……酔いすぎだよ、垣根。
まだ、何が出来るかわからないってだけだろ。
何も出来ないわけじゃない」

「は、やっぱお前と俺は違うわ。
お前は何だかんだ言っても絶対に諦めない。
……俺は、何かを諦めちまいそうだ」

「ていとくは、少し弱気になってるだけかも」

垣根からグラスを取り上げ、インデックスは優しく微笑む。


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