過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.12
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586: ◆k4qYXRI5uY[sage sage]
2012/05/17(木) 22:26:42.27 ID:c+4/7Sun0
的な展開が目に見えるようなので急いでトイレから目を逸らし外の空気を吸おうと階段を上った。

外に出るとまだ冷たい空気が纏わり付いてくる。だが寒くは無く、むしろ今さっきまでの事件で暑いくらいだったので調度良く感じた。
深く吸い込んで深呼吸をして店へ行こうと再び歩き出す

まずは最新作のゲームを買いに行かなければ。
よくよく考えればあの[ピザ]オタク共は俺と同じ目的だったのだろう、だから今も俺の周りには[ピザ]が居なくなる事無くうろうろしているのだろう。

ていうか何故にこんなに太っている人ばかりなのだろうか? これでは俺が浮いてしまって知り合いに見つかる可能性がかなり上がってしまうではないか。
そう思い改めて周りに知り合いが居ないかどうかを確認する。

俺の知り合いには[ピザ]ってる人は居ないので細身の人を探す、分かりやすい事に細身の人は何人かしか居なく探すのに手間はかからない。

まぁ居ないだろうなぁ、と思いながら探していく

「……?」

そう思いながら探していたためか、知り合いの顔を見つけると反応が鈍くなって一瞬誰か分からなくなった。

居た、居たよ俺の知り合い。
それも俺の知り合いで一番この場が似つかわしくない人物が。

それは相手も自覚しているのか、周りをキョロキョロして常に警戒していた。
目が合う。

気まずくて目を逸らすも最早手遅れ。相手は俺の事を見つけて目を見開いていたのだから。
「!?」
走り始めたのだろうか? 何やら殺気が急速に俺に近づいてくるのが分かる。

俺は路地裏に通じているのだろう、薄暗い通路を見つけるとその道に入って全力疾走で逃げ始める。

ヤバイ、絶対ヤバイってこれ!!?

近づいてくる足音に俺は冷や汗を滴らせながら曲がり角をグネグネと曲がり続けた。
開け放たれた広い空間に出る。

周りを慌てて見るも他の道は無く店が一軒あるだけだ。どうやら行き止まりの様だった。
ええい! こうなりゃヤケクソじゃぁ!!

やけになった俺は店に飛び込む。
見た目と違い以外と中は広く、店の人は居なかった。見た目は昔の駄菓子屋的な感じだろうか? 違う所と言えば品物ぐらいだろう。絶対に菓子では無かった。
まぁそんなものを一々確認している暇など俺にあるはずも無く、俺はろくに確認もせずに商品の影に隠れる。


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