過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.12
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◆k4qYXRI5uY
[saga]
2012/05/17(木) 22:30:00.84 ID:c+4/7Sun0
何ぃ、これじゃまるで俺がバカみたいじゃないか、よく考えてみろよ、何でも叶うって言われてもこんなボロい店がそんなの出来る筈が無いって普通思わねぇ?
俺は思う。
だから謙虚にゲームと言ったんだ。
「ま、まぁいい、久方ぶりに愉快な思いをさせてくれた礼だ、とっておきのゲームをやろう!」
「マリオとかはいらないからな」
「違うわ!!!」
俺が思った事を口にすると、それにツッコんでから部屋の奥へと姿を消すお姉さん。
そんなに時間が掛かる事は無く、1,2分で帰ってきた。
手に持っているのは一冊の本。埃を被っていて古そうな皮の本だった。
表紙も中身も色褪せてしまっていてちょっと力を加えるとボロボロと崩れてしまいそうだ。
「?」
あやせもこれのどこがゲームなのかと疑問に思っているのだろう、頭に疑問符を浮かべて本を見つめていた。
はぁ、どうせこんな事だろうと思ったよ。
「お姉さん、それはゲームじゃない、本って言う物なんだよ?」
「分かっとるわ!?」
諭すように言ってあげると殴られた。
もう、最近の若者は切れやすいなぁ。
俺がヒリヒリと痛む頬を擦りながら嘆息していると本の説明をし始めるお姉さん。
「これはな、ゲームというプログラムを書き込んで生命を吹き込んだ物なんだよ、ちょっと指先を切り血で自分の証明をすんだ。そうする事でプログラムの中にお前と言うプログラムが追加されるんだよ」
へぇ、そうなんだ〜、すごいねぇ〜
「はぁ、そんなわけないじゃないか」
「……おにいさん、心の声と現実の声が入れ替わってますよ」
「なに!? しまったぁ!!」
………殴られた。
「まぁとにかくやってみたらいいんじゃねぇかい? どうせあっちでの一年はこっちの一秒にも満たねぇんだからな」
「お姉さん、どんどん遠慮なく俺を殴るようになってません?」
「どうだ、面白そうだろ?」
「そうですね、まぁちょっと遊びでやってみても良いかもしれませんね」
「俺を無視しないで!?」
俺を華麗に無視して何やらあやせが自分の指をお姉さんに向けた。
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