過去ログ - 王様「おお!!ゆうしゃが次のレベルになるためには…」 ゆうしゃ「カットで」    
1- 20
695: ◆bYs74oxxCg[saga]
2012/03/03(土) 07:45:31.41 ID:6adX2uQ2o
結論から言えば、武道家は混乱状態から元に戻った

盗賊は盾とナイフの二段構えでガードすると見せかけて……ガードしなかった




いや、逆に当たりに行った
武道家の装備している黄金の爪を自分の右肩に刺込み、逃げられないようにしたのだ
両手で武道家の肩を掴み、自分の頭で、大きく振りかぶり 武道家に頭突きを食らわせたのだ
頭突き攻撃は見られていて当たるほど有効な攻撃ではない
攻撃リーチは短く、人体の最大の弱点ともいえる頭を差し出す 使用者にとって危険極まりない攻撃
だが頭突きは攻撃面積が大きい分、傷になりにくい、ちょっとタンコブができるだけ、今考えつく最良策だった
だからあえて受けた、その一撃を、自分の身を犠牲にして。




……盗賊は運がいい、その攻撃は会心の一撃ではなかったただの通常攻撃、助かった




盗賊「よ…よぉ、お目覚めかい?」

武道家「い…今抜くからね!?」

今まで自分が何をしていたのか全く分かっていない武闘家だが自分が盗賊を刺してしまったことはわかった
頬は濡れていた

盗賊「抜くな……、薬草は持ってるよな………」

刺し傷は刺した時より抜くときの方が出血が多い、もし薬草を持っていなければ刺したまま行こうと考えていた



武道家「あるよ!!、ごめん……ごめんね……」

盗賊「謝んな……、俺がしたくてしたことだ…………」

武道家「で…でも………」



盗賊「謝るなってんだろ!!」

盗賊「!! いててて………………」


武道家「今、薬草を塗るから……」

盗賊「俺のしたかった事にケチつけんじゃねえよ」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
865Res/984.06 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice