過去ログ - 霖之助と魔理沙のパーフェクトなんたら教室デスマッチ with 慧音
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16:やくたみ[sage]
2011/12/01(木) 02:19:30.89 ID:BP+lHK1ao
「夢に霖之助が出てきたんだ。霊夢も出てきた。霊夢は君に愛の告白をしていた」


「僕と霊夢にずいぶん勝手な夢だな」

 彼は軽い調子で小さく笑った。

「そうだな。本当に勝手だよ。それで、もっと勝手なことに、その霊夢はきっと私なんだ」

 私が見上げる彼は眉を上げ、私の顔を一瞥して、自分の花色の髪をポリポリかいた。
賢い彼のことだから、きっとこれだけでも十分伝わるのだろうけれど、
このまま黙ってしまうと、小鳥か何かのように彼はそのまま私の手をすり抜けてどこかへ行ってしまうような感覚がした。

 彼は一度唾を飲んでから口を開けた。見上げていると、喉仏の動きがよく分かった。

「それで?」

 妙に淡白な返事で、それで、私はどうしたいのだろう、と気付かされた。
私は先のことを考えていなかった。
が、その時、幾度も空想していた願望が鮮やかに私の頭に浮かび上がった。

「私が霖之助の食事を作ってやろう。着物の修繕もしてやろう。
散らかりっぱなしのあの本棚の整頓も、あの店の掃除も全部してやろう。そして……」

 そして子供を作って育てて慎ましやかな家庭を作りたい、とまで言いたいのを私は自重した。
きっと、彼は私がそこまで思いつめているとは考えていないだろうから。

「そして、代わりに私のことを、名前で呼んで欲しい」

 私はできるだけ上品に、遠まわしに言った。


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