過去ログ - 岡部「学園都市だと!?」上条「……はい」
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2011/12/04(日) 10:34:22.76 ID:9kMGiZg5o
後ろ足にその球体から距離を取った上条だったが、それは一向に動くことはなく、彼が恐る恐るそれに近づくと中から人の声が聞こえた。
「ちょっと!今動いたんじゃないのこれ!?」
「ああ、そのようだな」
「岡部、あんた何落ち着いてるのよ!早く戻らないと!まったく、あんたといるとロクなことないわね」
「非常時こそ落ち着くものだぞ、助手よ。だいたいおまえが……その、密着してくるから……だな、おかしなスイッチを……」
「べ、別に密着なんてしてないわよ/// 狭いんだからしょうがないでしょ!ていうかこれが動くだなんて聞いてないわよ!あと助手っていうな!」
「さすが我が頼れる右腕ダル!まさかもう未来ガジェット0号機!FG0!ネコ型ロボット移動機 Ver 0.01!を完成していたとはな」
「感心している場合じゃないだろうが!どうやって戻るのよ!?」
「それがどうも動力が落ちているようだ。見ろ、先ほどついていたパネルの電気が消えている」
「はあ!? 動力が落ちているって……それならこれは動かないってこと?」
「そういうことになるな」
「ちょっとなんとかしなさいよ!戻れないじゃないの!」
「非常時こそ落ち着けと言ったはずだぞ、クリスティーナよ。修理すればいいではないか。そもそもおまえのほうがこいつの構造をよく知っているはずだ」
「ま、まあそうだけど……ってティーナじゃない!」
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