過去ログ - 禁書「イギリスに帰ることにしたんだよ」 上条「おー、元気でなー」
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27: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2011/12/10(土) 19:19:32.35 ID:muetwuoBo

「あはは、二人は変わらないんやねー」

「それはお前もだろ」

確かに青髪ピアスの言うとおりだとは思うが、こうやってニヤニヤしながら言われると何故か敗北感に似たようなものを感じる。
一方、インデックスの方は特にそういうことは気にしていないらしく、青髪ピアスの事をじっと見つめると優しい笑顔浮かべながら口を開く。

「君とも何だかんだ結構長いよね」

「そやねー。最初会ったときは、ついにカミやんが犯罪に走ってしもたって焦ったわ」

「あのな……」

青髪ピアスとインデックスが初めて顔を合わせたのは、姫神の一件の時だったはずだ。
そう考えると、夏からの知り合いという事になるので、それなりに長い関係ということになる。
まぁ、そもそも上条も記憶を失っていたので、その時が青髪ピアスとの初対面だったりするのだが。

「まったく、あの時はいきなり男の子扱いされてムカッときたんだよ」

「あはははは、堪忍してーや。あんまりペッタンコなもんやから……」

「ぐるるるるるるるるるるる!!!」

青髪ピアスのデリカシー皆無な発言に、歯を剥き出して唸り始めるインデックス。
お前は猛獣か、と突っ込もうとする上条だったが、なぜかその顔が真っ直ぐ自分に向いてる事に気づいて、嫌な汗が頬を伝う。
そういえば、インデックスお得意の噛み砕き攻撃は、自分以外の誰かが食らったということはなかった気がする。

「な、なんでこっち見て唸ってんだよ!! 大丈夫だって、ちゃんと膨らんでんのは知ってっから!!」

「ッ!!」

「え」

とにかくこんな場所でまで噛みつきを食らいたくない上条が発した言葉。
正直これくらいでは猛獣シスターの機嫌は収まらないだろうと、あまり期待していなかった上条。

しかしそんな予想に反して効果は大きかった。
インデックスは再び顔を真っ赤に染め上げ、青髪ピアスは真顔になる。
自分で言っておいて何だが、ここまで効果が出るとは思わなかった上条は少々面食らう。
普段の上条ならば、いくら鈍感だといっても自分の言ったことの意味くらいは理解できるはずだが、今はインデックスの噛み付き攻撃から逃れることしか考えていない。



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