過去ログ - 禁書「イギリスに帰ることにしたんだよ」 上条「おー、元気でなー」
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44: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2012/01/06(金) 22:01:09.82 ID:1U9rs9Uoo

「良くできた彼女さんじゃねえか。ホントお前には勿体無いよな」

「……とか言いながらにラッキースケベ発動させるなよ」

「それやったら私が噛み砕くから安心するんだよ」

「お前ら俺を何だと……」

上条はがっくりと肩を落とすが、日頃の行いを見ればこの仕打ちも当然のものと思える。
現に、インデックスとは恋人関係というわけでもないのに、もう何度もその裸を目撃している。
もちろん、どれも上条の意思によるものではないし、少年は女の子の裸のために命をかける偉大なる変態ではない。

そんなこんなで完全な自業自得というわけではないので、ちょっぴり可哀想な上条。
ふと視線を感じて顔を上げてみると、滝壺が真っ直ぐこちらを見ていた。
その目はラッキースケベを警戒した軽蔑の眼差し……という訳では無いようで、まるで心を透かされるような澄んだ眼差しだった。

「かみじょうは、寂しくないの?」

「ん、何かみんなそれ聞いてくるよな。インデックスの事だろ?」

「そりゃそうだろ。つかアンタらってくっついてたんじゃねえの?」

「えっ!? ち、ちが……っ!!」

「違う違う。お前らみたいな関係じゃねえよ。どっちかってーと、一方通行と打ち止め的な感じだな」

「………………」

頬を上気させて否定の言葉を紡ごうとしたインデックスに被せるように、上条が笑いながら説明する。
これは彼女の代わりに言いたいことを言ってくれたという事になるのかもしれない。
それでも隣のシスターさんは不機嫌そうになって、少年を見つめていたりする。女の子は色々と複雑なのかもしれない。

滝壺はそんな二人を少しの間じっと見て、再び口を開く。

「本当?」

「えっ……?」

「はは、だから本当だって……」

「私はインデックスに聞いてるの。あなたもかみじょうと同じ様に思っているの?」

「そ、それは……」



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