過去ログ - 禁書「イギリスに帰ることにしたんだよ」 上条「おー、元気でなー」
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◆ES7MYZVXRs
[saga]
2012/01/06(金) 22:08:17.03 ID:1U9rs9Uoo
「あれ、なんか舞台で始まってる! ってミサカはミサカは興奮気味に報告してみる!!」
打ち止めの言葉に上条は意識を現実に引き戻される。顔を上げてみると、舞台の上では司会の土御門元春、そして黒いドレスに身を包んだ結標淡希が立っていた。
土御門はさぞ楽しそうにニヤニヤしており、結標は明らかに不機嫌ですと言わんばかりにむすっとしている。
その舞台を眺めている者達の多くも、土御門と同じようにニヤニヤと楽しそうにしているようなので、どうやら何かの罰ゲーム的なものが行われるんじゃないかと予想できる。
結標の事は、今まで残骸(レムナント)事件の時に倒れていた人、という程度の認識しかなかったが、今は土御門の説明などによってそれ以外の事も色々と知っている。
まぁ今更あの事件の事を掘り返して、糾弾するなんて事はしないのだが。
『さぁさぁ!! はたして結標淡希の脳内はどのようになっているのかにゃー!!』
「何やってんだ、あれ」
「脳内暴露ゲームだとよ。参加者の中からランダムに選ばれた奴の脳内イメージを映像に映しだすンだとさ」
退屈さを全面に押し出したような表情で、その体を支えている杖で舞台の上を指す一方通行。
その先には、ヘルメット状の機械があった。
何やらその表面は光が絶えず走っており、いかにも科学の最先端技術という感じだ。
「あ、頭を覗かれちゃうの……?」
「心配しなくてもオマエは対象外だろォが」
「そ、そっか……」
インデックスは一瞬心配そうな顔になるが、一方通行の言葉を聞いてほっと息をつく。
彼女は頭の中に十万三千冊もの魔道書の原典を持っている。
それは一つ一つが、もし常人の目に触れれば廃人確定。例え鍛えた魔術師でもダメージを受けるほどの「毒」を持っている。
そんなものを、ただでさえ魔術に抗体のない能力者が目にしたらどうなるか、想像するだけでも恐ろしい。
彼女は例の機械でその原典が大衆の目に晒されることを危惧したのだ。
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