過去ログ - 禁書「イギリスに帰ることにしたんだよ」 上条「おー、元気でなー」
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560: ◆ES7MYZVXRs[saga]
2013/01/02(水) 14:23:33.12 ID:u+C4ShB6o

「ちょ、ちょちょちょっと待ちなさいよ!!! え、なに、冗談でしょ!?」

「そ、その驚愕力はなによぉ。私だって女子中学生なんだから恋くらいしますぅ」

「でも急すぎるんだよ!! そういうのチョロインっていうのかも!! ねっとっていうのに書いてあったんだよ」

「つかそれ以前にアンタってそういうキャラじゃないでしょうが!!」

「うーん、私もこんなに惚れやすいつもりはなかったんだけどねぇ。でも上条さんと一緒に居ると凄く心地良いのよぉ。
 やっぱり私のことをレベル5としてじゃなくて、一人の中学生として見てくれるのがいいのかもしれないわぁ」

「被ってる!!!!! それ私と被ってるから!!!!!!」

自らの立ち位置に危険を感じ嘆く美琴。

美琴にとって、どう考えてもここで食蜂参戦はマズイだろう。
今までの上条の言動から見て、こういうデンジャラスボディに弱いであろうという事は容易に想像できる。
しかもそれは美琴には持ち得ない武器だ。

「大体なんでアイツはいつもいつも…………!!」

そうやって終いには怨念の対象を上条自身に移し始める美琴。
インデックスはそんな彼女を見てそろそろフォローを入れようかと思っていると、

「どうでもいいけどさ」

ガチャリという音と共に麦野が部屋に入ってきた。
どうやらいつの間にか外に出ていたらしく、その手にはジュースのペットボトルが握られている。

そして呆れた様子で一言。


「あんたら声でかすぎ、外に筒抜け」


三人は思わず両手で口を押さえた。



***



太陽が真上近くまで昇っている。正午少し前だ。
宿泊先の旅館の前では、今回学園都市の外へと追いだされた八人が集合していた。
その構成はレベル5の能力者が五人。無能力者が二人。禁書目録が一人。
これからどこかの施設でも攻め込もうかというような布陣でもある。


「というわけで二人一組になりましょぉ!!」


元気よく片手を上げて提案したのは食蜂操祈だ。
そしてその提案には男性陣を中心に首を傾げる。

しかしそんな事はお構いなしに食蜂は話をすすめる。

「まず一方通行さんと垣根さんは決まりですね。規則的に」

「はぁ? 何で俺がこんなヤロウと……」

「最初の話聞いてなかったのかオマエ」

「ちっ……」

一方通行には垣根を監視する義務があるので必然的に一組は決まる。
これには一方通行自身も辟易した様子だが、放り出すつもりもないらしい。
当然ながら、垣根は顔全体で嫌悪感を表している。

すると食蜂はニヤニヤして、

「あらぁ、誰かデートしたかった女の子とか居たのかしらぁ?」

「ヤロウと二人で旅行するよりかは遥かにマシだろうが」

「へぇ、ちなみにこの中では誰が一番お好みぃ? ちょっと気になるかもぉ☆」



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