過去ログ - 禁書「イギリスに帰ることにしたんだよ」 上条「おー、元気でなー」
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◆ES7MYZVXRs
2011/12/04(日) 14:19:13.09 ID:McvQY9qko
とりあえず上条は、最初に考えた通りに隣人である土御門元春に連絡することに決める。
土御門ならばインデックスの事情はよく分かっているはずだし、場所決めや人集めなども上手くやってくれそうだからだ。
アドレス帳から土御門のページを呼び出す。夜中といっても、まだ男子高校生が眠るような時間帯でも無いので、おそらく連絡はつくだろう。
そう考えて、決定ボタンに力を込めようとした上条だったが、そこでふと動きを止めた。
何だかここで土御門に連絡をしてお別れ会を開くことになれば、一気にインデックスがここから出ていくことが現実味を増してくる。そんな気がしたのだ。
もちろん、インデックスが冗談を言っているといった事は考えていない。イギリス清教がインデックスを手元に置きたがっている事は上条も聞いていた。
『とうまは、その……私がいなくても大丈夫なんだよね?』
脳裏に先程のインデックスの言葉が浮かぶ。
それを聞いた時は逆にからかってやろうという程度にしか思わなかった。
なぜそんなインデックスの言葉が今浮かぶのか。
なぜ、今更お別れ会の計画を立てることを躊躇しているのか。
上条は、分からない。
「……なーに考えてんだか俺は」
しかし分からないままでいい。何となくそう思った。
上条は小さく笑うと、今度こそ携帯電話の決定ボタンを押しこんだ。
数秒後、浴室には上条が電話の向こうの土御門と話す声が響き渡る。
――明日の、インデックスのお別れ会のために。
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