過去ログ - 禁書「イギリスに帰ることにしたんだよ」 上条「おー、元気でなー」
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◆ES7MYZVXRs
[saga]
2014/05/01(木) 02:49:26.01 ID:wiguRyO8o
そして、向こうもすぐにこちらに気付く。
「……あァ?」
「え、あれ、あなたは……ってそ、その状況は? ってミサカはミサカは目の前の光景に混乱してみたり……」
一方通行は怪訝そうに目を細め、打ち止めは逆に目を丸くして驚いている。
それも当然の反応だ。
なにせ、インデックスの隣には、気絶した上条を引きずっている赤髪長身で黒の修道服をまとった魔術師がいる。
異能者だらけの学園都市でも、十分に目を引く光景だ。
インデックスは、目だけを動かしてステイル見て、小さく首を振る。
何もしないでいてほしいという合図。
「こんばんは。とうまは大した事ないから大丈夫なんだよ。病院の途中でちょっと転んじゃってね」
「こ、転んだ……?」
「詳しい事は聞くなって事か。説明する気がねェンだろ」
「そうしてくれると助かるかも」
笑顔で、インデックスは歩み寄りを拒絶する。
と言っても、初めから一方通行が歩み寄ってくるとは思っていない。
だから、この行為はもう一人の少女に向けられたものだ。
「で、でも、でも。ミサカにはとてもスルーできるようなものじゃなかったり……」
「行くぞ打ち止め」
「ええっ、いいの!? だって、これってもしかして、このシスターさんが前みたいに……。
ほら、前だってその人が気絶している内にシスターさんが行っちゃったって! それに、そっちの人って、魔術師って人だよね……?」
「うん、ステイルっていうの。私の同僚だよ」
「じゃあ、やっぱりあなたは」
「一つだけ聞かせろ。答えたくないなら答えなくてもいい」
打ち止めの言葉を遮って、一方通行は言う。
その赤眼で、インデックスを真っ直ぐ捉えながら。
「それがオマエの選択なンだな? 後悔はしねェだろうな」
「しないよ」
「ならいい。邪魔したな」
「えっ、ちょっ、本当に……ってわわわっ!? 待って待って、ミサカはまだ納得してないー!! って暴れてみる!!!!!」
言葉少なく、一方通行は打ち止めを引きずって去っていく。
打ち止めの方がかなりの勢いで抵抗しているが、それを全く意に介さない辺り、あの少年も保護者らしくなってきたというべきか。
おそらくそれを言えば、全力で否定されるのだろうが。
インデックスはそんな彼らの後ろ姿にくすりと微笑みを浮かべると、コートを翻して別の方向へと歩き出す。
その先には慣れ親しんだ上条の寮がある。
「行こう、ステイル」
雪は依然として降り続き、冷気を伝える。
だから、できるだけ早く暖かい所に連れて行ってあげたい。
そう思ってステイルと上条を見る彼女の表情は、まさに聖女のように包み込むような優しさを帯びていた。
***
そろそろか、と一方通行はソファーから上半身を起こす。
時計を見ると、部屋に戻ってきてから三十分程が経過していた。
ここは、とあるマンションの一室。
名義は黄泉川愛穂になっているが、その友人の芳川桔梗だけではなく、一方通行や打ち止め、更には番外個体の拠点ともなっている。
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