過去ログ - 蛇足 とあるフラグの天使同盟 陸匹目
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548
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◆3dKAx7itpI
[saga]
2012/01/06(金) 13:28:06.61 ID:yUGGGU3Ho
今はそれどころではないというのもあるだろうが、二人にとって『それ』は、既に過去の事だ。
そもそも一方通行がここで出会ったのは木原数多ではなく木原那由他。仮に木原数多が奇跡の
生還を遂げて一方通行を待ち構えていたのなら、この第四九支部は戦場になっていたかもしれない。
以下略
549
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◆3dKAx7itpI
[saga]
2012/01/06(金) 13:29:57.86 ID:yUGGGU3Ho
「何?」
「まるでステルス迷彩技術を施した車を追っているようなんだ」
以下略
550
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◆3dKAx7itpI
[saga]
2012/01/06(金) 13:30:46.45 ID:yUGGGU3Ho
「既に洗ってるみたいだよ、でも残念。 警備員の中にそれらしい容疑者は
発見出来なかったみたいだね。 むしろ勝手に位置を変更する現地の警備員に
憤ってるみたいだよ。 もちろん、それらの情報は私が警備員のデータベースに
ハッキングしたから得られた情報だけど。 例の『天使同盟ハッキング事件』以来、
以下略
551
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◆3dKAx7itpI
[saga]
2012/01/06(金) 13:31:35.92 ID:yUGGGU3Ho
あの日、結局デートはステイル=マグヌスの乱入によって中断せざるを得なくなってしまったが、
その際にステイルが使用していた『とある魔術』が何だったか、一方通行は記憶を探っていた。
頭の中を探って、掴んだそれを口にする。
以下略
552
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◆3dKAx7itpI
[saga]
2012/01/06(金) 13:32:55.85 ID:yUGGGU3Ho
「木原一族を見くびっているんじゃないの? 第一位のお兄さん。
私達が実験でどれほどの領域まで足を踏み入れてたかくらい想像出来るよね?
その実験の中には、科学じゃない『未知の法則』が一枚噛んだものもある」
以下略
553
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◆3dKAx7itpI
[saga]
2012/01/06(金) 13:33:51.62 ID:yUGGGU3Ho
さっきまでの自慢気な態度と笑顔はどこへやら、那由他の表情は一変して困惑に染まっていた。
「オマエ、あっちの法則についても知ってるンじゃねェのか」
以下略
554
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◆3dKAx7itpI
[saga]
2012/01/06(金) 13:34:31.17 ID:yUGGGU3Ho
「………………う、うん、もちろんだよ。 犯人の逃走ルートの周囲に
使用済みのお鍋と杖が放置されてた。 多分、今回の誘拐事件は計画的な
ものだね。 犯人たちは予め逃走ルートを決めた上で、人を追い払うための
儀式を行ったんだと推理でき――――――――」
以下略
555
:
◆3dKAx7itpI
[saga]
2012/01/06(金) 13:36:00.78 ID:yUGGGU3Ho
――――――――――――――――――――――
以下略
556
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◆3dKAx7itpI
[saga]
2012/01/06(金) 13:38:02.46 ID:yUGGGU3Ho
「一通り調べてみたけど、無いね。 既に回収された後なのかな」
「まず『人払い』を使ってるってのも憶測の域を出ねェンだけどな。
或いは連中の中に札を遠隔操作で回収出来る魔術師がいるのかも知れねェ」
以下略
557
:
◆3dKAx7itpI
[saga]
2012/01/06(金) 13:39:26.56 ID:yUGGGU3Ho
犯人は魔術師、そして複数。一方通行は犯人を追うにあたってその二つの前提を念頭に置いた。
「予測逃走ルートだともうすぐ犯人は街から『外』へ出て行く。
以下略
558
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◆3dKAx7itpI
[saga]
2012/01/06(金) 13:40:34.56 ID:yUGGGU3Ho
一方通行はフェンスの上に全くバランスを崩すこと無く立つと、一度息を大きく吸った。
目を閉じ、ここから見渡せる学園都市の風景をイメージし、瞼の裏に移す。
途端、彼の全身の神経が急激に膨張したような感覚に襲われた。
以下略
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