過去ログ - 蛇足 とあるフラグの天使同盟 陸匹目
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772: ◆3dKAx7itpI[saga]
2012/01/19(木) 08:17:46.09 ID:h6+sHGeJo

おはようございます。今日の更新を開始したいと思います。

前回はえらい中途半端に終わってしまい、今日はまんま前回の続きとなります。
初春と佐天が誘拐された原因に自分があると気付き、さらにこの事件に暗部が
以下略



773: ◆3dKAx7itpI[saga]
2012/01/19(木) 08:18:26.80 ID:h6+sHGeJo


ふつふつと。黒い重油のような感情が沸騰し、胸にせり上がってくる感覚。
怒りや憤怒ではない。確かに『闇』に関係のない人間を巻き込んだこの連中に
憤りを感じてはいる一方通行だが、今、彼の全身を支配するように巡る黒の重油は、
以下略



774: ◆3dKAx7itpI[saga]
2012/01/19(木) 08:19:18.43 ID:h6+sHGeJo


彼の心の、底の底まで沈められ封印されていた『闇』が、再び彼を支配しようとしている。


以下略



775: ◆3dKAx7itpI[saga]
2012/01/19(木) 08:20:02.84 ID:h6+sHGeJo


「…………キャーリサのヤツは気にすンなと言ってたが、さすがに
 "あっちから来られたら"無視するわけにはいかねェよなァ?」

以下略



776: ◆3dKAx7itpI[saga]
2012/01/19(木) 08:21:02.80 ID:h6+sHGeJo




「とりあえずオマエは今ここで、俺が殺す」
以下略



777: ◆3dKAx7itpI[saga]
2012/01/19(木) 08:21:47.42 ID:h6+sHGeJo


「だ、な……なぜだ!? 俺は洗いざらい話したぞ、嘘はついていない!!!」

「『撒き餌』にすンだよ。 オマエらを細切れにして街にばら撒けば
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778: ◆3dKAx7itpI[saga]
2012/01/19(木) 08:22:25.08 ID:h6+sHGeJo

魔術師の男にとって『崇拝』の対象である組織の人間が目の前にいる。
その事実を理解した事による歓喜と、しかしその人間に自分はこれから
間もなく殺されるという絶望が混じり合い、男の顔は涙と脂汗で
グシャグシャになっていた。
以下略



779: ◆3dKAx7itpI[saga]
2012/01/19(木) 08:23:00.63 ID:h6+sHGeJo

そして一方通行は最後に、気軽に挨拶するように言った。



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780: ◆3dKAx7itpI[saga]
2012/01/19(木) 08:23:32.28 ID:h6+sHGeJo


「むにゅ〜ん」


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781: ◆3dKAx7itpI[saga]
2012/01/19(木) 08:24:24.45 ID:h6+sHGeJo


それを見た魔術師の男も、アンジェレネも、衰弱していたため介抱されていた初春さえも、
『このシスターは本当にバカなんだなぁ……』と心の中で呆れ果てた。
先程までの黒く、重々しい雰囲気や空気を無視して、殺意に満たされた学園都市最強の
以下略



782: ◆3dKAx7itpI[saga]
2012/01/19(木) 08:25:18.12 ID:h6+sHGeJo

やがてオルソラはそっと彼の頬から手を離した。当然、そこまで強く
つねっていた訳ではないだろうが、一方通行の肌が白すぎるためほんのりと
赤く変色してしまっている。

以下略



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