過去ログ - 蛇足 とあるフラグの天使同盟 陸匹目
↓
1-
覧
板
20
778
:
◆3dKAx7itpI
[saga]
2012/01/19(木) 08:22:25.08 ID:h6+sHGeJo
魔術師の男にとって『崇拝』の対象である組織の人間が目の前にいる。
その事実を理解した事による歓喜と、しかしその人間に自分はこれから
間もなく殺されるという絶望が混じり合い、男の顔は涙と脂汗で
グシャグシャになっていた。
以下略
779
:
◆3dKAx7itpI
[saga]
2012/01/19(木) 08:23:00.63 ID:h6+sHGeJo
そして一方通行は最後に、気軽に挨拶するように言った。
以下略
780
:
◆3dKAx7itpI
[saga]
2012/01/19(木) 08:23:32.28 ID:h6+sHGeJo
「むにゅ〜ん」
以下略
781
:
◆3dKAx7itpI
[saga]
2012/01/19(木) 08:24:24.45 ID:h6+sHGeJo
それを見た魔術師の男も、アンジェレネも、衰弱していたため介抱されていた初春さえも、
『このシスターは本当にバカなんだなぁ……』と心の中で呆れ果てた。
先程までの黒く、重々しい雰囲気や空気を無視して、殺意に満たされた学園都市最強の
以下略
782
:
◆3dKAx7itpI
[saga]
2012/01/19(木) 08:25:18.12 ID:h6+sHGeJo
やがてオルソラはそっと彼の頬から手を離した。当然、そこまで強く
つねっていた訳ではないだろうが、一方通行の肌が白すぎるためほんのりと
赤く変色してしまっている。
以下略
783
:
◆3dKAx7itpI
[saga]
2012/01/19(木) 08:26:11.68 ID:h6+sHGeJo
オルソラの声色が一変した。それに気付いた一方通行は反射的に閉口する。
彼女の声は、撫でるような、抱擁するような、暖かさに溢れた声になっていた。
一方通行は過去に何度か、彼女のこの声を聞いている。
以下略
784
:
◆3dKAx7itpI
[saga]
2012/01/19(木) 08:27:02.24 ID:h6+sHGeJo
「……、」
「もちろん、自分の全てを捨てずに抱き続ける事も大事でございますよ。
過去の自分を捨てる行為は自己の欠落に繋がる。 それはとても不安定で、
以下略
785
:
◆3dKAx7itpI
[saga]
2012/01/19(木) 08:27:57.08 ID:h6+sHGeJo
それだけで心が洗われそうな笑顔を見せるオルソラに、一方通行は反論出来なかった。
いや、反論などする必要もなかっただろう。一方通行だって、そんな事は理解している。
全ての自分を捨てず、且つ制御し、一つ一つの自己を確立させていく。それを実行するのが
以下略
786
:
◆3dKAx7itpI
[saga]
2012/01/19(木) 08:28:47.54 ID:h6+sHGeJo
オルソラはポン、と彼の華奢な肩に手を乗せ、促す。
一方通行は魔術師の顔から足をのけると、面倒くさそうに右腕の腕章を示しながら、
以下略
787
:
◆3dKAx7itpI
[saga]
2012/01/19(木) 08:29:39.98 ID:h6+sHGeJo
「警備員第一九支部の者です。 件の誘拐事件の被疑者の引渡しに伺いました」
「この男だ」
以下略
788
:
◆3dKAx7itpI
[saga]
2012/01/19(木) 08:30:40.95 ID:h6+sHGeJo
なぜか事件の一部始終を聞いてきたりする事もなくあっさりと学園都市へ
引き返そうとする警備員を、一方通行が言葉で引き留めた。
以下略
1002Res/489.73 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 蛇足 とあるフラグの天使同盟 陸匹目 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1322982536/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice