過去ログ - 蛇足 とあるフラグの天使同盟 陸匹目
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781: ◆3dKAx7itpI[saga]
2012/01/19(木) 08:24:24.45 ID:h6+sHGeJo


それを見た魔術師の男も、アンジェレネも、衰弱していたため介抱されていた初春さえも、
『このシスターは本当にバカなんだなぁ……』と心の中で呆れ果てた。
先程までの黒く、重々しい雰囲気や空気を無視して、殺意に満たされた学園都市最強の
以下略



782: ◆3dKAx7itpI[saga]
2012/01/19(木) 08:25:18.12 ID:h6+sHGeJo

やがてオルソラはそっと彼の頬から手を離した。当然、そこまで強く
つねっていた訳ではないだろうが、一方通行の肌が白すぎるためほんのりと
赤く変色してしまっている。

以下略



783: ◆3dKAx7itpI[saga]
2012/01/19(木) 08:26:11.68 ID:h6+sHGeJo

オルソラの声色が一変した。それに気付いた一方通行は反射的に閉口する。
彼女の声は、撫でるような、抱擁するような、暖かさに溢れた声になっていた。
一方通行は過去に何度か、彼女のこの声を聞いている。

以下略



784: ◆3dKAx7itpI[saga]
2012/01/19(木) 08:27:02.24 ID:h6+sHGeJo

「……、」

「もちろん、自分の全てを捨てずに抱き続ける事も大事でございますよ。
 過去の自分を捨てる行為は自己の欠落に繋がる。 それはとても不安定で、
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785: ◆3dKAx7itpI[saga]
2012/01/19(木) 08:27:57.08 ID:h6+sHGeJo

それだけで心が洗われそうな笑顔を見せるオルソラに、一方通行は反論出来なかった。

いや、反論などする必要もなかっただろう。一方通行だって、そんな事は理解している。
全ての自分を捨てず、且つ制御し、一つ一つの自己を確立させていく。それを実行するのが
以下略



786: ◆3dKAx7itpI[saga]
2012/01/19(木) 08:28:47.54 ID:h6+sHGeJo

オルソラはポン、と彼の華奢な肩に手を乗せ、促す。
一方通行は魔術師の顔から足をのけると、面倒くさそうに右腕の腕章を示しながら、


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787: ◆3dKAx7itpI[saga]
2012/01/19(木) 08:29:39.98 ID:h6+sHGeJo


「警備員第一九支部の者です。 件の誘拐事件の被疑者の引渡しに伺いました」

「この男だ」
以下略



788: ◆3dKAx7itpI[saga]
2012/01/19(木) 08:30:40.95 ID:h6+sHGeJo

なぜか事件の一部始終を聞いてきたりする事もなくあっさりと学園都市へ
引き返そうとする警備員を、一方通行が言葉で引き留めた。


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789: ◆3dKAx7itpI[saga]
2012/01/19(木) 08:31:20.59 ID:h6+sHGeJo

一方通行、及び『天使同盟』とそれに関わる人物が学園都市で何か事を
起こしてしまった場合、学園都市統括理事長であるエイワスが彼らに
振りかかる面倒事を手回しして排除してくれているのが現状だ。
よって、今回の誘拐事件は全て綺麗に収まったと言って問題はない。
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790: ◆3dKAx7itpI[saga]
2012/01/19(木) 08:32:16.47 ID:h6+sHGeJo


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