過去ログ - 魔王「世界の半分はやらぬが、淫魔の国をくれてやろう」
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265: ◆1UOAiS.xYWtC[saga]
2011/12/11(日) 00:47:08.58 ID:YO3ZD/yXo
勇者「……彼女が作ってくれた料理。すごく、美味かったんだ」

サキュバスA「?」

勇者「…残さず食ったよ。そして、賞賛した。……それを、『違和感』だと彼女は言った」

サキュバスA「…………」

勇者「…彼女と夜を明かし、口付けを交わした。夜が明けるまで、二人きりで肌を重ねた。……それもか?」

サキュバスA「…それは……」

勇者「……全部、違和感だったってのかよ」

サキュバスA「……………」

沈黙が、勇者にとっては『親切な返答』だった。
時として、沈黙は100の言葉に勝る説得力を得る。
それは、残酷なほどに。

揺れる火が、室内をぼうっと照らし出す。
未だ眠るサキュバスB。
ベッドの上で、脚を投げ出して天蓋を見上げる勇者。
そして、俯き、何も言えないサキュバスA。


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