過去ログ - 魔王「世界の半分はやらぬが、淫魔の国をくれてやろう」
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266: ◆1UOAiS.xYWtC[saga]
2011/12/11(日) 01:12:43.19 ID:YO3ZD/yXo
勇者「……参るな、これは」

長く息をつき、誰に言うでもなく呟く。
消化された虚無感が、脱力感へと化け始めた。
彼女へ施した全てが、違和感だったと知らされて、倦怠感さえ指先から侵蝕する勢いに。

サキュバスA「…差し出がましいですが、一つだけ」

勇者「…何だ?」

サキュバスA「……『あなた』には比べる事はできないでしょうが、彼女も、『あなた』が来てから変わりました」

勇者「え?」

サキュバスA「彼女が、『あなた』の為に健気な言葉とともに厨房に立つのを。……あれは、『あなた』の為なんですよ?」

勇者「………」

サキュバスA「…彼女は、笑っていました。私がからかうような言葉を投げかけると、頬を染めて言葉に窮していました」

勇者「…想像がつくよ」

サキュバスA「……そうでしょう。以前なら、この私にも想像できませんでしたわ」


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