過去ログ - 魔王「世界の半分はやらぬが、淫魔の国をくれてやろう」
↓
1-
覧
板
20
273
:
◆1UOAiS.xYWtC
[saga]
2011/12/11(日) 03:11:02.16 ID:YO3ZD/yXo
促されるまま、ランプを消して二人のサキュバスを両脇に侍らせた姿で横になる。
このまま目を閉じれば、すぐにでも眠れてしまいそうだ。
そして、朝を迎えて最後の一日が始まる。
二人のサキュバスの寝顔も、温もりも、もう二度と味わうことは無い。
魅了するかのように見つめてくるアメジストのような瞳も。
あどけなく輝かせて見つめてくる金色の瞳も。
二度と、『勇者』を見つめる事は無い。
最後に、何か言おうと、サキュバスAの方に顔だけを向ける。
しかし、声が紡がれる事は無かった。
彼女は、もう眠ってしまっていた。
規則正しく立てる寝息が、耳に心地良い。
疲れていたのか。
それとも、眠る事でしか振り払えない念があったのだろうか。
もう、それを聞くことすらできない。
聞いても、どうする事も自分にはできない。
だから。
――せめても、と。
勇者は、両側の淫魔を抱き寄せ、自らもまた、眠りの世界へと落ちていった。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
1002Res/289.44 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 魔王「世界の半分はやらぬが、淫魔の国をくれてやろう」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1323147951/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice