過去ログ - 魔王「世界の半分はやらぬが、淫魔の国をくれてやろう」
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331: ◆1UOAiS.xYWtC[saga]
2011/12/12(月) 04:01:29.52 ID:UzZKBwkmo
堕女神「……まだ、お体の具合が悪いのですか?」

昨夜、浴場で倒れた事を思い出す。
彼女が、身を案じて食事を運んできてくれた事も。
そして、サキュバスAの言葉が思い出される。

勇者「…大丈夫だ」

涙を拭い、服を着る。
上質な白い絹のシャツを羽織り、ズボンを穿き、ブーツに足を突っ込む。
最後に剣を腰に帯びて、立ち上がる。

堕女神「本日は、特に予定は入っておりません。たっぷりと、休養なさって下さい」

勇者「ああ。……それより、早く朝食にしよう」

最後の日。
最後の朝。
それでも、腹は減る。
どんなに哀しくても、辛くても、腹は減るのだ。
それもまた、勇者が旅の中で得た経験値の一つ。


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