過去ログ - 魔王「世界の半分はやらぬが、淫魔の国をくれてやろう」
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395: ◆1UOAiS.xYWtC[saga]
2011/12/14(水) 05:32:33.52 ID:NBSc6G9uo
心地よい満腹感を得て、自室のベッドへ大の字に寝る。
剣はエンドテーブルへ立てかけ、ズボンのベルトも緩め、楽な姿に。

勇者「…魔王。待っていろ。……俺は、お前に屈する事は無い」

天に手を伸ばし、ぎゅっと拳を握って呟く。
見てはいるだろうが、『魔王』からの返答は無い。
だが、聞こえていればいい。
震えていればいい。
勇者は、既に――対決に向け、心を締め直していた。

暫くして、眠気が欠片ほど舞い降りた頃。
毎朝聞かされる、規則正しいノックの音が転がった。
いつものように、入室を促す。

――彼女が、入ってきた。
普段のドレスの上に、黒地に金糸で刺繍されたショールを羽織っている。

勇者「……早い、な」

堕女神「申し訳ありません」

勇者「…いいんだ。……こちらへ」


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