過去ログ - 魔王「世界の半分はやらぬが、淫魔の国をくれてやろう」
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48: ◆1UOAiS.xYWtC[saga]
2011/12/07(水) 04:51:42.83 ID:5snW6QyYo
女神「……つまり?」

勇者「血を引く勇者の末裔ではなくても、『魔王』と戦う事はできるんだ。岩に刺さった剣を抜けなくても、雷電の剣撃を扱えなくても」

女神「……ですが……」

勇者「上手く言えないが。……『勇者』は、任命されるものじゃない。自分で『勇者』になるんだ」

女神「………」

勇者「ある若い新兵が、魔王に一太刀を浴びせ、血を流させるのを見た事がある。……彼は死んでしまったけれど、
    その時は紛れも無く……『勇者』だったよ」

女神「そんな……非現実的な」

勇者「心配しなくていい。それでも俺は、魔王を倒す。……だから、もう。『勇者』を任ずる必要は、無いんだ」

女神「…初めて、です。そのような言葉を頂いたのは」

勇者「そうか。ともかく、世界は……貴女達が思うより、『大丈夫』なんだって事を俺は言いたいんだ」

女神「……ごめんなさい。あなたの人生を、奪ってしまって」


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