過去ログ - 魔王「世界の半分はやらぬが、淫魔の国をくれてやろう」
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◆1UOAiS.xYWtC
[saga]
2011/12/16(金) 20:43:11.41 ID:44kbZ7YTo
勇者は、何も答えない。
ほんの一瞬だけ指先を止め――更に激しく、内部を擦りあげる。
溶けてしまいそうなほど熱く高まった内側をめちゃくちゃに弄ばれ、
反り返った背筋が勇者を跳ね除ける如く暴れる。
腰を抱いたままの左手に更に力を込め、深く肌を密着させた。
吸われ、舐られ、歯を立てられて硬くなった乳首は、痛々しいほどに膨れ上がっている。
秘所の内側、快感の峰を掻く。
それと同時に、乳首に歯を立て、軽く引っ張る。
増幅された性感は留まる所を知らず、熱く、冷たく、そして甘く心臓と脳の奥底へと快楽の刃を突き立て、捻る。
堕女神「くあ……ぁ……!ひ、ぃあぁぁぁぁぁ!」
――意識が、白のインクを飛び散らせたように散っていく。
火中に栗を投じたように爆ぜて、あらぬ方向へと意識が飛んでいってしまう。
続け様に繰り返される快感の爆発で、既に正気は飛び、現状を把握する事はできない。
自分が今何を口走っているのか。
あのいやらしく長く喘ぐ声は、誰のものなのか。
霊体が抜け、俯瞰で見下ろしているように現実感が消える。
びくびく、と何度も痙攣し、その度に指先をきつく締め付ける。
閉じる事すら忘れた口の端から、幾筋もの唾液が流れ出て、ぐっしょりとシーツを濡らす。
目から溢れた涙は、眼前の男の姿をも滲ませ、明瞭とさせない。
痺れが全身に広がり、体をろくに動かす事すらできない。
意思に反して不規則に痙攣を繰り返すだけで、自由を取り戻せない。
くたりと脱力した彼女は、身を震わせ、全身に満ちた快楽の余韻を味わう。
心地よい脱力感、解放感。
ぽかぽかと全身を快感のベールで包み込まれ、敏感になった全身の触点から伝わるシーツの感触、
勇者の肌の暖かさ、流れ落ちる涙のくすぐったさ、全ての外的刺激を快感へと変換する。
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