過去ログ - 魔王「世界の半分はやらぬが、淫魔の国をくれてやろう」
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514: ◆1UOAiS.xYWtC[saga]
2011/12/17(土) 01:44:39.47 ID:0fXm8d2Co
数分後、堕女神の目が覚める。
その時、彼女は気を失ってしまっていた事に気付き、慌てたように見えた。

堕女神「あ、あの……陛下。…先に眠ってしまい、申し訳ありません」

勇者「……硬くなるなよ。まだ『俺』だからさ」

返答され、彼女は安心しながら、体を起こす。
節々に倦怠感と余韻が残って、フラフラと安定しない。
それでも上半身を起こし、勇者の方へ顔を向けた。

勇者「でも、そろそろだな。……日付が変わって、『俺』はいなくなる」

彼も体を起こし、彼女の隣へ座る。

勇者「…世界を、救わなきゃいけないんだ」

暗い部屋で、彼がどんな顔をしたのかは彼女に分からない。
声から伝わるのは、相変わらずの堅い決意。
泣いても、縋り付いても、揺らがないだろう。


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