過去ログ - 魔王「世界の半分はやらぬが、淫魔の国をくれてやろう」
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54: ◆1UOAiS.xYWtC[saga]
2011/12/07(水) 06:36:35.87 ID:5snW6QyYo
勇者「俺は、どれぐらい眠っていたんだ?」

堕女神「五時間ほどです」

勇者「…何か、寝言は言ってなかったか?」

堕女神「いえ。静かに寝息を立てていらっしゃいました」

勇者「……そっか」

堕女神「……これを食したら、もう一眠りして下さいませ。休息が必要です」

勇者「そうさせて貰うよ。…ありがとう、堕女神」

堕女神「いえ、これが私の務めですから」

勇者「硬いんだな」

堕女神「…………」

勇者「黙るなよ。……もう一口、くれ」

堕女神「はい」

ふー、と息をかけ、リゾットが口に運ばれる。
良い温度に冷まされた米が口へと入れられ、良く煮込まれたスープの香りと、ハーブの香りが広がる。
やわらかく煮られた米の感触が優しく、滋養が体の細胞一つ一つにまで染み込むようだ。

――そうして、全てを平らげた勇者は、しばしの眠りに就いた。


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