過去ログ - 魔王「世界の半分はやらぬが、淫魔の国をくれてやろう」
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567: ◆1UOAiS.xYWtC[saga]
2011/12/18(日) 01:14:21.85 ID:iqMuIW78o
しかし、その懸念は杞憂に終わった。
煙が晴れた時、魔王は全身いたる所に火傷を負い、膝をついていた。
ローブは襤褸切れのように無残に焦がされ、痛々しく残るだけ。

勇者「……どういう事だ」

僧侶「…恐らく、発動直前に魔法を受けた事で、魔力が暴発した……のでしょう」

勇者「狙ったか?」

魔法使い「…と、当然よ」

戦士「いい加減にしろ。……奴は、『魔王』なんだぞ。集中しないか」

勇者と戦士が前衛に進み出て、後列に僧侶と魔法使い。
年季の入った、戦闘の陣形。
そのまま、武器を構え、魔王と対峙する。

魔王「……予想外だな。まさか、自らの魔力を浴びる羽目になるとは。……やるな、ヒトの魔術師よ」

膝をついたまま、荘厳に呟く。

魔王「…芸が無いが、……ヒトの似姿では貴様ら四人を相手取るには役者不足か」

魔法使い「『変身』でもするってワケ?安直よね」

魔王「いや。……『変身を解く』のだよ」


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