過去ログ - 女「we are…」 幼女「てらーざ!」 姫様「ゴースト。」
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163: ◆N1RGqRourg[sage, saga]
2012/02/02(木) 01:00:43.71 ID:hqoOevI20

 初老を迎えたような落ち着いた物腰の白衣を着たその男性は、優しくボクを立たせて、軽く土を掃ってくれた。
転んでいないのでそんなに汚れてはいないのだけれど

幼女「弟くん、ふちゅういだよ〜?」
白衣の男性「あぁ、ごめんごめん。シロも姉さんも見てくるもんだから、呆けちゃってね。」

 腰を屈めてボクの視線の高さにあわせて話しかけていた男性は腰を上げ、その際に軽く頭を撫でられた。

少女「少年く〜ん!」

 うしろからの大きな声に振り返ると、少女ちゃんがボクの落とした本を持って走りよってきていた。
大仰に手を振り、その内にある本もぶんぶんと振り乱れている。

 近くまで寄ると、土を撒き散らして目前で急停止し、ボクの肩を掴んだ。

少女「大丈夫?!」
少年「だ、ダイジョブ…」

 少し気圧されてしまう。
ボクの目を必死の形相で覗き込んでいた瞳が、何かを思い出したかのように揺れて、白衣を着た男性へと顔を向けた。

少女「ご、ごめんなさい!お怪我は?!」
白衣の男性「あぁ、大丈夫だよ。それよりそっちの男の子の方が心配だ。」
女性「そうですね。」
少年「おっ…」

 男の子って……

少年「…うぅ」
女性「…すぐに診た方が良いかもしれませんね。」
白衣の男性「そうだね。ちょうどいい、一緒に来てもらえるかい?」
少年「へっ?…え、えぇ。」

 言葉に詰まり、反射で答えてしまう。

白衣の男性「よし、それじゃあおぶって行くからね。君もきてくれるかな?」
少女「あっ!はい!」

 呼ばれた少女ちゃんが、一瞬くらい顔をしていたような……、多分、気のせいだと思う。
そんなことを呆然と考えていると、ボクはいつのまにか白衣の男性におんぶされていた。

少年「……へっ?」
白衣の男性「よし、みんな行くよ。」

 視界の端で、白い大きな犬が「わぅん!」と鳴くのが聞こえた。



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