過去ログ - 女「we are…」 幼女「てらーざ!」 姫様「ゴースト。」
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17: ◆N1RGqRourg[saga]
2011/12/07(水) 00:35:00.72 ID:Y9LMIm5T0

 錆付いた身体に無理を聞かせて、急いで玄関へと向かう。

女「誰かっ!!誰かぁッ!!あの子がッ!!あの子がぁ…あぁ…」

 玄関先で、娘が錯乱していた。

婆「どうしたの!!ほら!!しっかりおしッ!!!!」

 真に正気で居なければならない私が、娘の突然の状態を見ては落ち着いていられなかった。

肩をつかんでどうにか正気に戻そうとするが、娘は目の前の私を見ていないので声が届いていない。
けれども、折れそうな程やせこけた腕に、力の調節すら満足に出来なくなっている娘の指が食い込む。

女「あの子がぁ…あの子がぁぁ…」

―あの子?―

 歯を食いしばって痛みに耐えていると、意外なほどに冷静な心を取り戻せた。
そうして、娘の叫びの一端を理解する。

婆「どうしたの!?あの子って…!!」

婆「あの子ってっ、孫の事かい?!!あの子がどうしたの!!」

 大切な一人娘が一人で大切に育てた、私の唯一の孫。

その子に何かがあったのは、娘の様子で明らかだった。


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