1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[sage]
2011/12/07(水) 12:25:23.40 ID:vsfN+0+DO
子供の頃の私、歳納京子は泣き虫だった。
本当に軽いことでも泣いていた。
転んだり、苦いものを食べたり、テストで間違えたり、暗い場所に入ったときとか、そういうことで泣いてた。
なにか怖いものがあると結衣が庇ってくれた。ある意味、あの頃の結衣は私にとってはナイトみたいなもので、幼心に頼っていた。
先頭を切って何かを進んでやる姿勢はかっこよかったから、私の行動は自然と結衣に似ていった。
だからかもしれないけど、今は結衣を私が引っ張り回している感じで、それは結衣からもらったものだ。
だから、自然と考えてしまう。
京子『なら、あかりは私に何かくれたのかな?』
2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[sage]
2011/12/07(水) 12:41:10.46 ID:vsfN+0+DO
昔のあかりは一言でいえば、変なの子だ
天真爛漫というか、無駄にうるさかったし、葉っぱ仮面とかを簡単にやるような、そういう女の子だ。
その頃の私を気弱な王女様とするなら、結衣がナイトだろうけど、あかりは今でもよくわからない。
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(京都府)[sage]
2011/12/07(水) 12:46:52.98 ID:SppgSCp4o
なんかしらんが期待
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[sage]
2011/12/07(水) 13:04:47.12 ID:vsfN+0+DO
長くて四人でできるものがいい、考えてるとあかりが何か読み始めたので見てみると、絵本のようだった。
京子「それなに?」
あかり「白雪姫だよ」
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[sage]
2011/12/07(水) 13:30:54.15 ID:vsfN+0+DO
京子「そうだなー。ちなつちゃんに白雪姫やってもらえるなら、王子様だな!」
あかり「王子様かー、やっぱりかっこいいよね。はあー、ちょっと憧れちゃうなー」
京子「そういうあかりはなにがいいんだ?」
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[sage]
2011/12/07(水) 14:18:58.37 ID:vsfN+0+DO
急遽すぎたということもあったが、みんな賛成という形で、白雪姫もどきをやることになった。
もどきの理由としては、まず観客が知り合いだけ。人数関係上、小人が不在出せないことだった。
綾乃や千歳は手伝ってもいいと言ってくれたが、観客がいなくなると困るので断っておいた。
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[sage]
2011/12/07(水) 15:04:27.00 ID:vsfN+0+DO
ちなつ「じゃ、結衣先輩。練習しましょうー」
結衣「ちょっと、ちなつちゃん待って」
早々に2人がいなくなって、最初のように二人きりになった。あかりは少しだけ不安そうな顔で私を見てくる。
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[sage]
2011/12/07(水) 16:33:43.93 ID:vsfN+0+DO
そんなことを思いながら、私は自分に与えられた鏡役を考える。
鏡役、今の私が昔の結衣の姿をまねしているようなものなのだから、これはこれで間違っていないものだろう。
京子「まあ、妥当な役かなー」
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