182:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/01/06(金) 16:31:04.88 ID:j9l2fNx60
あかり「結衣ちゃん」
声をかけたところであかりがいるってことに気付いたみたいで、振り返ると同時にいつものように軽く言葉をくれた。
でも、やっぱりなんでこんな時間まで残ってるんだろうって思った。
結衣「生徒会? あかりは大変だね」
あかり「えへへ、でもみんなのためにできることをやるのは楽しいよ」
結衣「まったく、昔からその性格は変わらないね」
そう言って結衣ちゃんは先に歩き始めて、その後を追いかける。
そういえばこうやって結衣ちゃんと二人で帰るのはなんだか久しぶりだなって思う。
この頃のことを思えば、なかなかみんなと一緒に帰る時間がないな〜なんて思えてくる。
結衣「生徒会の引き継ぎのほう、どんな感じなんだ」
あかり「うん、杉浦先輩もよく教えてくれるから。スムーズに進んでるよ」
結衣「そう、それでさ。あかり……」
そこで、なんだか結衣ちゃんが何か言い辛そうな顔をしてた。
なにかな、もしかして京子ちゃんと何かあったのかなって思って、そういえば昨日のあかりが送ったメールに京子ちゃん返事してくれなかった。
京子ちゃん風邪引いてたし、もっと京子ちゃんのことを思ったメールの文章にすればよかったのかな?
そんなことを考えながら結衣ちゃんの言葉を待ってると。
結衣ちゃんが振り返って、あかりのことをじっと見てきた。
なんだかとても真剣な顔してて、それがなんだか怖かった。
あかり「結衣……ちゃん?」
結衣「あかり……、来年さ……」
結衣ちゃんがこれだけ言い辛そうにしてることって……
結衣「進学校受けようとしてるって……ホント?」
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