183:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/01/06(金) 16:41:36.07 ID:j9l2fNx60
あかり「……」
なんで知ってるのって思った。
あかり、まだ生徒会の人としか話したことなかった。
結衣「ねぇ、あかり。嘘だよね? 嘘じゃなくても私たちの行く学校に後から入ってきてくれるんだよね?」
いつもみたいに、頼れる結衣ちゃんみたいな冷静な顔がそこになかった。
なんで、そんな戸惑ってるのか、あかりにはわからない。
本当なら、あかりが混乱したいのに結衣ちゃんの冷静じゃない姿が頭の混乱を無くしてる。
だから、あかりは答える。
あかり「あかり、進学校に行こうって思ってるよ」
進学校に行くことは、あかりが決めたこと。多分、来年になってもこの考えは変わらない。
だから、結衣ちゃん。そんな泣きそうな顔であかりを見ないでよ。
あかり「結衣ちゃん、なんで泣きそうなの。あかりわからないよ」
結衣「あかりは、なんで進学校に行こうと思ってるの? 私、あかりにそんな夢があるなんて聞いたことないよ」
夢、かなえたい夢なんてあかりには一つしかないよ。
でもそれはあまり口にしない、多分実際に言うと、あかりの性格みたいに思ってる人のほうが多いだろうから。
みんなが幸せになるように……、それがあかりの夢だから。
結衣「やっぱりなの、あかりはやっぱり……」
あかり「結衣ちゃん、あかりは……」
いつもなら車も多く通ってるのに、なんで今日は車が通らないんだろう。
他に誰か歩いててほしいのに、ここにはあかりと結衣ちゃんしかいない。
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