187:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/01/10(火) 17:15:26.86 ID:JSkoPqAA0
―結衣―
あかりに抱き締められながら、私はあかりに告白をした日のことを思い出していた。
新学期が始まり、夏の到来に合わせて舞い込んできた生徒会の話。
私と京子はすでに3年生で入るっていう選択肢がなかった状態だったから、自然とちなつちゃんとあかりに矛先が向いた。
綾乃「もう頼れる人がいなくて! 吉川さん、赤座さん、生徒会に力を貸してほしいの!」
千歳「私からもお願いや」
最初、私は二人が断るものだって思ってた。ちなつちゃんは、自惚れかもしれないけど私といる時間のほうが重要だろうし、あかりも私たちと一緒にいる時間のほうが大切だって思ってたから。
土下座までして頼んでもらってるけど、あかりもちなつちゃんも生徒会に入るわけないって思ってた。
ちなつ「先輩、残念なんですけど私は………」
ちなつちゃんの返事に仕方ないかって二人が立ちあがって帰ろうとする。
だから、大変だなって思いながらもこれから何をしようかって他人事になりかけたところで、あかりが手伝うよって言ったんだった。
それから少しずつあかりがごらく部に来ることが少なくなっていって、気になって生徒会室に行くまであった。
私はそれなりに冷静でいられるっていう自信はあって、私があかりに対して抱いてる感情にだってそれなりに気づいてた。
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