213:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/01/16(月) 14:12:14.63 ID:Hio5M4MX0
―千歳―
どうやらウチの言葉に、あかりさんは混乱してるみたいだった。
でも、あかりさんは何か勘違いしてる感じがしたから、少し言っておくことがあった。
あかり「お、おせっかいって……」
千歳「せやな、ウチも綾乃ちゃんと歳納さんがくっつくって言うことには何ら文句は無いんや」
これは本望、だってウチは綾乃ちゃんのことが好きやからな。
一緒に生徒会やってきたこともそうだし、何より1年生から一緒の仲。
最初の頃の綾乃ちゃんと比べたら、今の綾乃ちゃんは話に聞いてる昔の歳納さんと同じくらいの違いがある。
引っ込み思案で、不器用で、何かに夢中になると一直線な、そういう綾乃ちゃんになったのは、歳納さんに会えたからやって思う。
あかり「なら、なんでおせっかいなんですか……」
あかりさんの手の動きが止まって、ウチをジーっと睨んでくる。
やっぱり、あかりさんもこういう顔するんやなって思った。
だって、そうやろ。
ウチらは人間なんや、嫌なものは嫌と感じる。
千歳「そうやね。おせっかいな理由やったな」
今、ウチはどんな顔をしてるのかなんていまいちわからないけど。
多分、今のあかりさんと同じくらいに挑発的な目をしてるんだと思う。
現にウチはあかりさんに嫌悪に近い感情を抱いてるし、それをごまかすつもりなんて更々ない。
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