215:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/01/16(月) 14:32:38.76 ID:Hio5M4MX0
あかり「は、掃き溜めって……」
千歳「……」
これが綾乃ちゃん以外の女性だったらよかった。
それならウチは何も気にすることなんてなかったから、残酷やけど千鶴に綾乃ちゃん以外の人を、ウチは死んでも守ろうなんて思わへん。
千鶴は血の繋がった妹で、綾乃ちゃんはウチの大好きな人。
だから、それ以外の人が不幸になろうとウチには関係ない。
でも、綾乃ちゃんはあかりさんに相談したんや。
ウチじゃなくて、歳納さんの近くにいたあかりさんに。
千歳「ウチ、今のあかりさん嫌いや」
あかり「!」
このままや、3学期迎える前にあかりさんと絶縁してしまうくらい。
ウチは今のあかりさんが嫌い。
応援してるようにして、綾乃ちゃんに不幸へと落ちて行くだけの坂へと道案内してる。
そんな性質の悪い行為を、平然と行ってるあかりさんを、、よく思うことなんてウチにはできなかった。
あかり「あ、あかりは……」
千歳「今学期の生徒会の仕事はこれで終わりやから、しばらくは生徒会室に来なくていい。いや、来ないで」
あかり「………」
立ち尽くしてるあかりさんに、もうウチから言えることなんて何もない。
まだ残ってる資料の、まとめを終わらせるためにせっせと作業を再開する。
手際のいいあかりさんは、もう少しで終わるだろう。
そして、6個くらいの資料をまとめ終わったところで小さく扉が閉まる音がして、向かいの席を見るとあかりさんの姿は無かった。
かわりに、これお願いしますって書いたメモと一緒に資料が大量に置いてあった。
千歳「まだやることが残ってるんやけどな〜」
332Res/258.59 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。