226:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/01/22(日) 13:59:13.08 ID:UMOxHAsQ0
京子「ちなつちゃん?」
ちなつちゃんは呆れたように、首を振ってる。
馬鹿にされてるような気がして、少しだけ腹が立ってきて思わず、何かあるなら言えばいいだろと、口にした。
ちなつちゃんはその言葉になんだか含むことがあるのか、意味ありげな笑顔を向けてくる。
ちなつ「京子先輩の初恋って、何時だったんですか?」
京子「だ、だから、好きな人なんて今までできたことないんだよ。なら、恋自体まだ未体験だよ」
ちなつ「そうですか、なら杉浦先輩のことはどう思ってるんですか?」
なんでそこで綾乃の名前を出してくるんだ?
確かに明後日、デート行く約束してるけど、綾乃は友達だ。
そうだよ、なんだよその言い方。
ちなつ「やっぱり、そうなんですよね」
京子「な、何がよ」
酷く苛立っていた。
私のことを分かったように呟くちなつちゃんに、とても苛立っていた。
昔泣かされたことを思い出して、その時みたいに誰かに助けてほしくなる。
誰かに近くにいてほしいって思う。
誰かに支えてほしいって思う。
でも、今は誰もいないから、一人で絶えなくちゃいけないって思うと、少しだけ体が震え始めた。
ちなつ「京子先輩、昔から変わりませんね。まぁ、私はあの時に一回会っただけですから雰囲気は変わったことはわかりますけどね」
京子「わ、私は変わったよ! ちなつちゃんは私とあかりに結衣が過ごしてきた時間なんて知らないからそんなこと言えるんだ!」
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