239:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/01/26(木) 16:17:20.07 ID:8mwsMNZS0
ちなつ『結衣先輩は、あかりちゃんに、どうなってほしいんですか?』
結衣「……」
あかりにどうなってほしいのか、それがちなつちゃんの聞いてきたことだった。
少しだけ部屋の中が寒くなった気がしたけど、それは勘違いだってわかる。
私自身が少し寒くなってるんだってわかった。
私があかりに望んでいることか……
結衣「ちなつちゃんは、どうなってほしいの?」
ちなつ『先に結衣先輩からお願いします』
こちらの提案を完全に拒否されてしまった。
なんだか、ちなつちゃんの積極的な言動に、私はよく押されちゃうみたいだなって思った。
あかりにどうなってほしいのか、私は一度あかりに手を出して、それを許してもらえた身なわけである。
そんな私があかりにどうなってほしいのかと考えて、この前してしまった約束を思い出す。
そうだ、そうだよね。
結衣「あかりには、素直になってほしいかな」
ちなつ『素直ですか?』
結衣「うん、あかりは素直じゃないよ。昔はそうでもなかったけど、小学校上級生になるくらいから素直じゃなくなった気がする」
多分、私と京子が中学校に上がった時だろうか?
あの日から、あかり周りの人が幸せになれるようにっていう風に考えるようになった。
その根っこにあるのは多分、京子の幸せなんだろうけどね。
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