過去ログ - 京子「アッカリーン」
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267:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/04/09(月) 15:03:10.95 ID:KpdM6e8u0
軽い昼食を取りながら、私はなんだか何を考えてるのか分からなくなってた。
ファミレスで対面に座ってる綾乃に、すっごく悪いってわかってるけどなんかあまりデートに集中できてる気がしない。
なんでこんな感じになってるのかなんてわからなくて、ただ綾乃と同じものを頼んで、そしてそれを待っている間もなんだか意識は上の空だった。

綾乃「って、歳納京子?」
京子「あ、なに綾乃?」

今さっきからこれで何度目かなって感じに、どこか空っぽな言葉を返す。
先に置かれた紅茶に砂糖を入れて、それをスプーンでカラカラ掻き混ぜる。
ああ、なんだろ。こういうことしてるだけでもなんだか気分が落ち着く。
何かしてないと、余計なことを考えてしまいそうになる感じだったから、掻き混ぜ続けていた。

綾乃「まったく、いつまで掻き混ぜてるつもりなのよ」
京子「いや〜、なんか物悲しくて」
綾乃「まったく、まぁちょっと午前中は買い物に付き合わせちゃった感じよね」

そう言って綾乃は横に置いてある袋に手を掛ける。
まぁ、元々綾乃のにデートコースを任せてたんだから、別に気にしてないわけで。
どっちかというと、デートの最中なのに上の空な私に問題がある気がしてならなかった。


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