278:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/05/09(水) 14:54:46.74 ID:nE7q8kWc0
綾乃「ほんと、歳納京子って、おかしいのよ。あんなに楽しそうにしてる時と、何か悩みがある時の違いが分かりやすいし、その原因だってほんとわかるもん」
ああ、声に涙が混じってきた。
歳納京子に振られたわけじゃない、あたし自身で振ったのにこの体たらく。
ちょっと心がやさぐれてしまいそうになるのを感じる。
綾乃「それに――」
千歳「綾乃ちゃん」
だから、そのやさぐれそうな心を受け止めてくれる。
こうして話して、本当に辛くなったときにこうして、支えてくれる人を知ってるから。
あたしはこうして泣きそうになりながらも、言葉を繋げて。
もう限界だってところで、止めてもらえるの。
千歳「綾乃ちゃん、もういいんやで」
綾乃「……うう」
千歳「綾乃ちゃん、こうなっちゃうってわかってるから、電話してきたんやろ?」
やっぱり、分かってたよね。
我慢して、本当に我慢し続けた涙が零れてしまった。
綾乃「千歳、あ、あたし」
千歳「うん」
綾乃「歳納京子のこと、本当に好きだったの。大好きで、いつか手を繋いだり、一緒に食事したり、キスとかそういうのだってできたらいいなって思ってる相手だったの」
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