295:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/07/25(水) 11:08:37.24 ID:HPVNzyAu0
気付いたら、京子ちゃんを笑顔にすることに優越感なんてなくなっていた。
ただ、京子ちゃんが必要としてくれてることよりも、あかりが京子ちゃんと一緒にいたいって思うようになってた。
中学校なんていう壁だけで、あかりが京子ちゃんから離れるなんてことあるわけなかった。
でも、京子ちゃんはあかりのこと、道具だって思ってる。
それでもいいからって、私はこういう形に落ち着いている。
好きなのはわかってる。もうそれはこの前に口に出したから、だから今度はそれを切り捨てなくちゃいけない。
だって、そうしなくちゃ。京子ちゃんから離れられないから。
離れたいなんて嘘、離れたくない。
京子ちゃんと一緒に笑って、泣いて、時々喧嘩だってしてもいい。
京子ちゃんと時間を共有したい、それを望んでる。
あかり「あかり、本当に道具を続ければよかった」
そう考えればよかった。
そうあればよかった。
でも、あかりは人間で、優越感を最初感じて、最終的にそれが恋情になっていた。
バカだよ、ほんとに大馬鹿だ。
だから、もう離れようって思って色々やって、その結果がこれなんだ。
道具じゃなくなるのは、京子ちゃんが幸せだって言ってくれた時。
あかりがいなくても幸せなら、あかりが京子ちゃんのそばにいる意味も、道具である意味もなくなるんだから…
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