300:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/08/25(土) 14:51:10.28 ID:FQAsJa+k0
あかりが幸せになることに、誰も反対なんてしない。
そんな奴いたら私はぶん殴ってしまうかもしれないし、だったら前のこともあるし、自分をぶん殴るべきなのかなと一瞬思って、頬に拳を一発投げつけてやった。
やっぱり、自身で加減してるとはいえ、痛いものは痛いって思う。
もうすぐ受験の本格的シーズンに入る頃で、此処を逃してはいけないってことは重々承知していた。
明日、まず綾乃に話を聞いてみることにしよう。
今日のデートの結果が気になる。
京子はとても今は不安定な状態だから、誰かに告白されたら好きか嫌いかで判断できないと思える。
不安とかイライラ、そういうのを包み込んでくれるなら、誰だっていいなんて言う、ある意味終わってしまっている考えかもしれないから。
同時にちなつちゃんのことも考える。
私を慕ってくれるし、何よりこんな風に考えることができたのはちなつちゃんがいたからだ。
ちなつちゃんは最後まで見届けるって言っていた。
だけど、そこに私がいたって何の問題もないはずだろう?
ちなつちゃんを支えながら、京子とあかりがどういった決断を出すのか、見届けるのは義務だって思えた。
静かな部屋の中で、私はそんなことを思い浮かべながら、やっとやってきた眠気に身を任せるようにして、眠りに就いた。
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