313:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/11/03(土) 15:52:26.29 ID:hmXVQoDF0
―結衣―
結衣「それ、本当なの?」
生徒会室の中、少しだけ気まずそうに頬を掻いて私の前に座る綾乃に目を向ける。
今日自体は生徒会もないわけだから、あかりの姿は無かったからこれはこれで好都合だって思ってきてみれば、話を聞いて少しばかり以外だという感じの答えが返ってきた。
綾乃「そうよ、歳納京子に告白して、同時にごめんなさいしたの」
結衣「だ、だって、京子のこと好きだったんでしょ?」
綾乃が京子を好きなことなんて、京子以外は気づいているようなことだった。
京子自身がどう思っていたのかは、京子自身に聞かなくてはならなかったけど、あいにく京子は今日学校を休んでるから、聞きようがなかった。
携帯にも出ないので、放課後に向かうつもりではあるけど。
私の質問に対して、綾乃は少しだけ考えてから、溜息を少し漏らして、繕っても仕方ないよねと、言葉を漏らした。
そこには、いつも以上に強い瞳の綾乃がいて、それに圧されて背筋を自然と伸ばした。
綾乃「敵わないって、気づいちゃったの。昨日のデートでね」
結衣「敵わないって……」
綾乃「赤座あかりさんにはね。敵わないってわかっちゃったから」
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