320:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/12/02(日) 01:05:57.91 ID:AzbOAoJG0
―京子―
京子「もう、なんなんだよ」
部屋から出る気が起きず、結衣から来たメールに返信もせずに私は倒れていた。
風邪っていうわけでもない、でも外に出ることをかなり拒んでる私がいて、それが何でなのかっていうと、会いたくないと思っている人物がいるからだ。
別に嫌悪してるわけじゃない。
良くわからない、気になるけど、視界に収めたらいけないっていう気がしてならないから。
だからこうして部屋で何も考えないようにして過ごすのが今できることだった。
子の前のデートで綾乃に言われた言葉は、私には誰か好きな人がいるっていう意味だっていうのはわかった。
綾乃が私を好きだったっていうことよりも、私がわかっていないことを綾乃に指摘された事が、結構心を揺らしていた。
京子「私のが好きな人って……」
ちなつちゃん?違うと思う。
確かにちなつちゃんは可愛いし、好きだよ。でも、綾乃が私に打ち明けてくれた好きとは絶対違うと思う。
言われ放題なことがあったけど、嫌いっていうことは無い。
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