過去ログ - 京子「アッカリーン」
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321:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/12/02(日) 01:15:55.04 ID:AzbOAoJG0
 私にとってちなつちゃんはそういう存在だった。
 次に浮かんだのは結衣だった。
 昔、まだ泣き虫だった私を守ってくれた存在、憧れだったし頼りにしてた。
 好きだけど、やっぱり形が違う気がした。
 好きの形がやっぱり違う。漫画とか読んでると良く見る友愛っていう方の好きだ。尖って無い、真丸い形の好きだと思う。
 結衣とは長い間一緒にいたからかもしれない、だからそう言った目線で見ることはないんだろう。
 じゃあ、誰なのかってなる。
 綾乃は意識したことがなかった。そう、昨日初めて、告白された時意識したくらいだった。
 失礼な言い方になると、そういう目で見る事が一度もなかったのだ。
 だけど、私は綾乃の告白を受け入れようとしてた。
 その意味を考えようとすると、恐ろしい罪悪感に苛まされる。
 自己嫌悪だと思う、でも何に対しての自己嫌悪なのか、私にはわからなかった。
 一体、何のせいなのかって思って、頭を抱えて、そのまま目を瞑って忘れようとすると、携帯が震えて身体を起こした。
 着信音から結衣からだっていうことはわかった。
 わかったけど、出るかどうか迷っていたら、携帯の震えが止まる。
 別に出なくたっていいと、再び横になったところで扉を誰かが叩く。



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