過去ログ - アンリ士郎「あ、次の試合いつだっけ。」 嫁ライダー「安価で決めましょう」
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15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[saga]
2011/12/07(水) 22:49:16.12 ID:VEWRkLAZ0
 ハサンの視線は、タービン施設の屋上に建てられている塔に釘付けにされていた。
 
 男が立っていた。
 現代風のブランドスーツを来た壮年の男。
 自分を見る視線はどこまでも冷ややかに、虫けらを見下すかのようだ。
 そして周囲には、古代文字をぎっしりと刻んだ正立方体の巨石が幾つも彼の周囲で護るように旋回している。


アトラス「先に名乗っておこう。
     俺の名はアトラス。
     今からおまえを始末する者であり
     過去に犯した罪により、並行する世界をさまよう宿命を背負った男だ」


 ハサンに、自分の迂闊さを悔んでいる暇はなかった。
 次の瞬間、巨石から放たれた光線の連射が彼の体をズタズタに引き裂いていたからである。


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