過去ログ - 妹の手を握るまで
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26:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[saga]
2011/12/09(金) 22:49:57.26 ID:0SZQYB3Bo
・・・・・・気がつくと身体がやけに熱い。ベッドが狭い。鼻腔をくすぐるやわかな髪。寝室の薄明かりの下でほの白く反射する華奢な裸身。
一瞬何が起きているのか理解できなかった。試しに腕を伸ばすと滑らかな肌に触れる。無理をして少し顔を上げると、狭いベッドの隣に寄り添って寝ている妹の可愛い顔が目に入る。
可愛い? 俺は今まで妹を綺麗とか可愛いとか意識したことはなかった。でも、裸身の妹が俺の隣に密着しているこの瞬間、はじめて俺は妹の外見を可愛いと感じた。

思わず伸ばした手をそのままずらして妹の白い頬を撫でる。そのまま俺の手は俺の意思とは無関係に妹の肩を経由し腕を下り手に辿り着く。妹の手を自分の手で包みながら、俺はこういうのって何年ぶりだろうかと無駄な感慨にふける。

妹は目を閉じて軽い寝息をたてている。長いまつげが閉じた瞼に薄い影を落としている。
妹の手を離し、両手を妹の控え目で小さな乳房にあてがい、ゆっくりと唇を妹の口に近づけ・・・・・・。

その時、妹は寝たふりをやめ、閉じた瞼を開きつぶらな瞳で俺をしばらく見つめた後、細いむき出しの腕が俺の首に廻され、そして妹は自分の口を俺の口に近づけてきた。

俺は泣き出したくなるようなたまらない感覚に襲われた、でも俺の下半身は俺に寄り添い抱きついてくる妹に欲情していて、心の中では自分からではなく妹の方から抱きついてくるのを免罪符のように感じている気持ちがざわめいていて。


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